Bitcoin Core 0.20.1
Bitcoin Core installation binaries can be downloaded from bitcoincore.org and the source-code is available from the Bitcoin Core source repository.
0.20.1 Release Notes
Bitcoin Core バージョン 0.20.1 は以下から入手可能です。
https://bitcoincore.org/bin/bitcoin-core-0.20.1/
このマイナーリリースにはさまざまなBug Fixおよびパフォーマンス改善、 更新された翻訳が含まれます。
バグの報告にはGitHubのIssue Trackerを使用してください。
https://github.com/bitcoin/bitcoin/issues
セキュリティやアップデートの通知を受け取りたい場合は、以下に登録してください。
https://bitcoincore.org/en/list/announcements/join/
アップグレード方法
旧バージョンを起動している場合はシャットダウンしてください。
完全にシャットダウンするのを待ってから(数分かかる場合があります)、
Windowsの場合はインストーラーを実行、Macの場合は/Applications/Bitcoin-Qt
を上書き、
Linuxの場合はbitcoind
/bitcoin-qt
を上書きしてください。
EOLに達したBitcoin Coreのバージョンから直接アップグレードすることは可能ですが、 データディレクトリを移行する必要がある場合は時間がかかる可能性があります。Bitcoin Coreの 旧バージョンのウォレットが一般的にサポートされます。
互換性
Bitcoin CoreはLinuxカーネルやmacOS 10.12以降、Windows 7以降を使用している オペレーティングシステムでサポートされ、広範囲にテストされています。 Bitcoin Coreは他のほとんどのUNIXライクなシステムでも動作するはずですが、 それらの環境では頻繁にテストされていません。 サポートされていないシステムでBitcoin Coreを使用するのはお勧めできません。
Bitcoin Core 0.20.0以降、10.12より前のmacOSはサポートされなくなりました。 さらに、macOSのダークモードが有効になっていてもBitcoin Coreの外観は変わりません。
既知のバグ
ソースコードリリース(tarball)の生成プロセスは、より完全なものにするため変更されましたが、 このリリースではいくつかのリグレッションがあります:
-
生成されたconfigureスクリプトが現在欠落しており、
./configure
を実行する前に autotoolsをインストールして./autogen.sh
を実行する必要があります。 これはgitからチェックアウトする場合と同じです。 -
単純に
make
を実行するのではなく、BITCOIN_GENBUILD_NO_GIT=1 make
を実行してください。
主な変更点
ピアの誤動作に関する変更
誤動作をするピア(例えば無効なブロックを送るなど)は厳密に禁止されていないため、 ログ出力でディスカレッジノード(discouraged nodes)と記録されます。 これらは着信接続は引き続き許可されますが、排除の際は優先されます。
さらにこのようなピアの処理方法にいくつかの変更が加えられています:
-
アドレスをディスカレッジさせても24時間後に(もしくは
-bantime
を設定しても)自動的にタイムアウトにはなりません。 他のピアからのトラフィックに応じて、不確定な時間にタイムアウトする可能性があります。 -
ディスカレッジピアは再起動時に保持されません。
-
ディスカレッジアドレスをリストする方法はなく、
listbanned
RPCでも返されません。 「手動追加」が唯一のオプションになったため、このRPCはban_reason
フィールドも報告しなくなりました。 -
ディスカレッジピアを
setban remove
RPCコマンドで削除することはできません。 ディスカレッジピアを削除したい場合、ノードを再起動することで全て削除できます。
通知の変更
新しいブロックにより競合した結果mempoolから削除されたウォレットトランザクションに対して
-walletnotify
通知が送信されるようになりました。この通知はv0.19のリリース以前は
送信されていましたが、そのリリース以降は壊れていました(バグ #18325)。
PSBTの変更
PSBTは、segwitインプットに対して、そのインプットが参照するトランザクション全体を 必要とするウォレットソフトウェアとの互換性を復元するために、non-witness utxoと witness utxoの両方を含むようになりました。witness utxoは、それが存在することで インプットがsegwitかどうか判断するソフトウェアとの互換性を維持するために 引き続き提供されます。
0.20.1のチェンジログ
マイニング
- #19019 Fix GBT: Restore “!segwit” and “csv” to “rules” key (luke-jr)
P2Pプロトコルとネットワークコード
- #19219 Replace automatic bans with discouragement filter (sipa)
ウォレット
- #19300 Handle concurrent wallet loading (promag)
- #18982 Minimal fix to restore conflicted transaction notifications (ryanofsky)
RPCとその他のAPI
- #19524 Increment input value sum only once per UTXO in decodepsbt (fanquake)
- #19517 psbt: Increment input value sum only once per UTXO in decodepsbt (achow101)
- #19215 psbt: Include and allow both non_witness_utxo and witness_utxo for segwit inputs (achow101)
GUI
- #19097 Add missing QPainterPath include (achow101)
- #19059 update Qt base translations for macOS release (fanquake)
ビルドシステム
- #19152 improve build OS configure output (skmcontrib)
- #19536 qt, build: Fix QFileDialog for static builds (hebasto)
テストとQA
- #19444 Remove cached directories and associated script blocks from appveyor config (sipsorcery)
- #18640 appveyor: Remove clcache (MarcoFalke)
その他
- #19194 util: Don’t reference errno when pthread fails (miztake)
- #18700 Fix locking on WSL using flock instead of fcntl (meshcollider)
クレジット
このリリースに直接貢献されたみなさん、ありがとうございます:
- Aaron Clauson
- Andrew Chow
- fanquake
- Hennadii Stepanov
- João Barbosa
- Luke Dashjr
- MarcoFalke
- MIZUTA Takeshi
- Pieter Wuille
- Russell Yanofsky
- sachinkm77
- Samuel Dobson
- Wladimir J. van der Laan
Transifexでの翻訳を手伝ってくれたみなさんもありがとうございます。